はこりむ

げーむといらすとのかりすまうぇぶさいと

電波男

電波男

電波男

別に自分を喪男とかキモメンとか二次オタとか標榜する気はあまりないのですが、読み通してすこし感動してしまったので書きます。本書のコンセプトとしては二次元ワッショイということでオッケーです。対抗馬として「負け犬」を徹底的にこき下ろしているのも笑えます。どうやら今後10年でオタ趣味がモテ趣味になるらしいです。うーむそうか、未来はオタクの時代なのだなぁ。別に恋愛とか結婚とかしなくても、アニメや同人誌でハァハァしていればいいのだなぁ……って、まてまてまて。まあ確かにおれが大学時代に一番(;´Д`)ハァハァしていたのはリムルルだけどそれとこれとは……え? 構わないだろって? 大学4年間通して片鱗さえ現われなかった恋愛なんかもう諦めてるだろって? いや、そんなに諦めてるわけではありませんよ。だからといって具体的な行動を起こしているわけでもまったくないのですが。
この本、おれの評価では本棚入り確定なのですけれど(どうでもいい本は時期を見計らって売るか捨てます)、もし、仮にいつか女の人がおれの部屋に来たとして本棚でこれ見つけたらどう思うんでしょうかね? だってオビに「もはや現実の女に用はない」とか書いてあるんですよ。「真実の愛を求め、俺たちは二次元に旅立った」とか書いてあるんですよ。ドン引きでしょ、間違いなく。まあ、ナコリム人形が机の上に軒を並べているよりかはマシかもしれませんが。余談ですけどいまサムスピ関連のフィギュアが発売されるようなことになったらたぶん買いますね、おれorz
共感できるところも沢山ありました。三次元の彼女ができたからってオタ趣味を捨ててはいけない、とかね。正しい! まったくもって正しい! 彼女(いないけど)にゲーム禁止言われたら、おれは彼女と別れてゲーム選びますもん。おまえいまは強がってるけどそれがそのまま30、40代まで続いたらどうするつもりなんだとの声も聞こえてきそうですが、そういう将来の話は先送りです。気にしない気にしない。ま、何とかなるでしょう(たぶん何とかなりません)。
それと妄想力を高めようとの話もありました。これはこれでなかなか大事かも。脳内会話とかになるとさすがに高レベルですが、たしかに適正な妄想レベルを保つに越したことはないですね。要はネットや同人誌を通してハァハァしまくれと、そういうことです。それが日本経済の安定や世界恒久平和につながるのです(マジらしい)。


久しぶりに楽しい本を読ませていただきました。大満足。