はこりむ

げーむといらすとのかりすまうぇぶさいと

ドラッグオンドラグーン(すこしネタバレ)

MISSION:帝国軍のダニを蹴散らせ!!!
いや、蹴散らせ言われましても……。しかしこのゲーム、帝国軍の兵士たちがシナリオ上もシステム上も、まじでゴミ扱いされているところに開発者の魂を感じさせます。まあ、遠距離からやたら精度の高い魔法を連打してくる魔法使いなんかは、プレイヤーからしてみればまさにゴミ以外の何者でもないわけですが。というか画面外から問答無用で撃ってくるのはほんと勘弁してください。魔法使いたちに囲まれての集団リンチはすばらしい悪夢。
かなり急ぎ足でしたが一応クリアしました。どうやら世間で言うところのアンヘルEDだったようです。シナリオ分岐とかは全く気にしないで、出てきた章を順番に読んでいっただけなのですけれど、それにしても仲間になるはずの人の誰にも会わなかったのはいかがなものかと思います。そのせいで本来なら仲間を召喚するときに押すべき○ボタン、ゲーム全編を通して1回も使ってません。
闘ってても爽快感があまりなかったのは残念ですね。サムスピなんかやってると斬撃にどうしてもこだわってしまいますから、斬った手ごたえがないというのはやはり気になります。音も「ズバッ!」ではなく「スパッ!」ですし、なんだかやたらHPの高い豆腐を相手にしているような感じ。
敵兵の行動パターンはもうアホとしか言いようがなく、全員突っ立ってるか全員で襲い掛かってくるかのどちらか。まじでそれだけ。誰ですか思考ルーチン作ったのは。しかも襲い掛かられたときは対処のしようがないです。上手くフィニッシュブローをタイミングよくあてるか、それが外れればダウンするまでボコられるのみ。
武器レベルが上がればやることが増えるかと思っていましたが、すくなくとも主人公に関しては通常攻撃→フィニッシュブローを延々と繰り返すだけです。
ドラゴンに乗っての空中戦は普通にシューティングですね。最初はどうも操作に慣れず、苦手でした。回避の仕方さえ覚えてしまえばなかなかいけました。
低空戦は地上でのた打ち回る帝国軍のカスどもをドラゴンの炎で蹂躙するのが醍醐味……のはずなのですが、弓と魔法で撃墜されることの多いこと多いこと。というか騎乗した途端、大量の矢と魔法がものすごい勢いでこちらに向かってかっ飛んでくるのはどうしたものでしょうか。結局やることは主人公が地上に降りて弓兵潰し……。
シナリオはイベントの半分も消化していないままなのでなんとも言えません。が、あえて今回のルートだけでも取り上げてみますと――


終盤でいきなり経歴不明の幼女登場
→どういうわけか帝国軍の司教らしい
→天使がどうのこうのと電波なことを言い始める
→よくわからないけれど巨大化
→なぜか空中戦(ドラゴンで撃墜してED)


正直、わけがわかりません(笑
個人的にゲームとしての評価は中くらい。可能性は感じさせても粗が目立つ感じでした。