はこりむ

げーむといらすとのかりすまうぇぶさいと

ドラクエ8の感想

ネタがないので感想をば。まず評価できると思った点を箇条書きにしていきます。細かいですが、こう職人芸的にキッチリ作ってくれるところは好感持てますね。


・戦闘時、標的が個別に定められるようになった。
・全体的にコマンド欄が簡略化され、見やすくなった。
・呪文におけるMP消費量のさらなるバランス化がはかられた。
・転職システムの廃止。それにより特技・呪文のインフレ、キャラの無個性化を解消。
・特技の項目数を限定し、使いどころを大事にできるものに。
・ストーリー上の過去作品との関連(ラーミアなど)。
・適度に強い敵、ボス。
・基本的にゴールドがたまりづらいものの、それを打開する手段として用意された錬金システム。
・アホみたいに広いフィールド。
・刻々と変化する時間。景色のいいフィールドから日の出を見るのは最高。
・なきに等しい戦闘突入時のロード時間。
・継承、発展した「ドラクエ」独自の雰囲気。
・戦闘が3D化し、それでいてほぼ完璧に近い出来。今後の方向性を明確に示すものとなった。コマンドを選択するときだけドラクエ式なのは面白い。


次にそれほどありませんが、不満だった点


・錬金システムがジリ貧の抜け道として用意されている反面、材料となる道具や武器を売ってしまうことへの抑止力ともなっているため、結局ジリ貧から抜け出せないという罠。正直、今作はゴールドに関してかなりシビア。これはこれで好きだが。
ミーティア姫うざい。


ストーリーに関してですが、おれは素直に楽しめるものだと思います。お使いイベントが多いのは相変わらずですが、今回は打倒ドルマゲスという明確な旅の目的があったため、Ⅶに比べて先の見えない焦燥感を感じることはありませんでした。


キャラが最後まで4人だったり、ラーミアともすこし関連したりと、3を意識して作られたという印象は誰もが持つものでしょう。主人公、ヤンガスゼシカククールの誰かが欠けたらそれだけでボスとの戦闘が成り立たなくなってしまうような戦闘バランスの取り方は見事。


個人的に最もしびれたイベントはアスカンタ城のやつです。巧みなカメラワークと荘重な音楽がベタなシナリオの感動を最大限に引き出した、稀有な例だと思います。また、トロデーン城の惨状もドラクエらしいですね。あのような残酷な描写をさらっと提示してしまえるところは流石です。


全体的に見てケチのつけどころのない丁寧な作り込み、これにつきます。