はこりむ

げーむといらすとのかりすまうぇぶさいと

Light Destiny

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Light Destinyという格ゲーをやってみたんですが、面白いですよこれは。個人的に久しぶりのヒットです。なによりツクールでこれほどなめらかなアニメーションが表現できることに感動しました。
システム的には簡易版のギルティ……でしょうか(作者としてはスト3が理想という話ですが)。しかしシンプルながら非常にまとまりはよく、ガトリングコンビネーションあり、ダストあり、吹っ飛び中の相手にはもちろん追撃可能と近代格ゲーのいいとこどり。ブロッキングまでありますし。あ、でも空中ダッシュはないんですよね、なぜか。
キャラはいまのところ7人だそうです。ここらへんはデザインが重要なので気になる人は制作サイトを覗いてみるのが一番でしょう。なんだかあかほりさとるの全盛期を彷彿とさせるキャラデザだなぁとか言ってはなりません、決して(笑
ゲームだけだと世界観が全くわかりませんので、知りたい場合はやはり制作サイトで補完する必要があります。各キャラ紹介のところなんか、わりと力が入っていていい感じです。
CPUがそこそこ強いのもいいですね。まあ終盤に出てくる主人公なんか、わりと強いを通りこしてまさに剣鬼といわんばかりの強さを発揮してくれていますが。ガードが固い上、ここぞというところで奥義が入りまくり……orz
ダメージモーションが沢山描かれているのもすごいと思いました。各キャラがよく表情を変えてくれるのはもちろん、炎や水、電撃といったモーションがきちんと描かれているのには執念を感じます。
それとレベル3の奥義が普通に体力の3分の2くらいを奪っていくのは仕様です(ちなみにレベル3奥義にはアニメーションが入っていたりするんですが、なかなか綺麗なので一見の価値あり)。


――以下、キャラを使ってみた感想――


ギア(たぶん主人公):
普通に強い。とくに奥義グランドクロスの使い勝手が非常によく、通常攻撃から簡単につながる上にかなり痛いので、接近戦を仕掛けられると非常に危険です。しかもよく削れますし、途中からグランドスレイヤーにつなげられるのもやばい。設置技のダイヤモンドノヴァも使い方を選べばかなりのプレッシャーを与えられます。おまけに突進技のタイタンソードの発生が早く、間合いの離れた相手のちょっとした隙に差し込むのにかなり便利。相手の起き上がりを魔法や飛び道具で固めながらガンガン攻めていくのがプレイスタイル。危険人物。


ファティ(魔法少女):
歩く砲台。さすが魔法使いらしく飛び道具の性能がいいので暇なときはがんがん撃っていきましょう。相手を強制的に移動させるシャイニングフィールドが非常に面白く、設置系のホーリーレイやガード不能のゴッドジェノサイドと合わせて幻惑&撹乱しながら一発を狙っていくのが基本。セントエッジ(レベル1)は相手を簡単に浮かせられるので、奥義をつなげると非常に爽快。リーチが長い相手に一方的に押し込まれそうになるのは気合で(笑)。ここまでくるとワープ技もほしかったりします。


ドラグーン(ゴーグルが謎):
武器が鎌です(テスタメント?)。リーチがあるので使い勝手がよさそうなのですが、ためキャラなのが微妙。ためキャラ苦手(;´Д`) プレイも自然と待ち気味になります。ヘルズクロウで牽制しつつ、飛んできた相手をデモンズピリオドで落とすという、往年のガイル戦法でいけばいいんでしょうか。


ダンディス(男は黙って大爆殺):
攻撃力が高く足がのろいという典型的なパワーファイター。屈強な大男より優男の方が力もスピードも上という格闘漫画の伝統を打ち破ることができるか、非常に気になるところですがはたして……。
まずは接近です。リーチも飛び道具もないので、とにかく接近しないと話になりません。その点では接近に使える技がないのは結構痛いです。
斧を振り上げての突進技は発生が遅く、隙も膨大なので使いどころは微妙。それよりもサムスピ好きならば、是非ここは大爆殺を狙っていきたいところです。レベルが上がると威力も高くなり、まんま災炎付きの大爆殺になってなかなか笑えるのでなにがなんでも是非。もちろんゲージがマックスになったら絶命奥義こと三千大千世界全焦土を(笑
キャラ性能的にはやはり弱いような気が……。いや、気がするだけかもしれませんが……。


カーラ(回復技はずるい):
回復技をもってます。使うにはゲージをマックスにしなければなりませんが、このゲームでは次ラウンドまでゲージ持ち越しできるので、対戦相手にとってはいらだたしいことこの上ないでしょう。キラーフィッシングでダウンを奪った後に発動すれば、回復を中断させられることもほとんどありません。技は対空に連続技用と普通ですが、魔法のリップルリメイン(むしろ浮月)は持続時間が長く、相手の行動を制限するのに便利です。やばくなったらとにかく回復。


シン(ダ・サイダー?):
こちらは忍者タイプですな。すばやいダッシュと分身による幻惑攻撃がウリ。ここはぜひ残像術を多用してそれっぽく動きたいところです。それに加えてダッシュからの連続技、あるいは投げの2択を迫るのがいいかと。たまには風神斬で攻撃タイミングをずらしてみたり。個人的にはやはりワープ技がほしいです。


リゼイオ(むしろヒュンケル):
この人も危険。武器が槍ということで、中距離でがんがん牽制を仕掛けることができます。近距離が不得意かというとそんなことはなく、ジャンプ中にレバー下を入れながら攻撃すると中段の奇襲になり、これとスライディングを絡めると相手にとっては非常に厄介(というかCPUがこれやってくるんでorz)。近づかれたらこれで撹乱、中距離からはシードチャリオットの先端をあてるようにして相手を押さえこめば、反撃を受けることも少なくなります。常に自分のペースを保ちながら闘えるキャラ。
しかしこの人のやばさの本質はキャラ性能とは別のところにあります。リゼイオの武器は槍で、その属性は樹。当然それに即した技を多数使用してきます。そして奥義ツリーラヴァーズの解説――



植物の蔦で相手を捕獲する (LEVEL1消費)


……


植物の蔦(触手)で相手を捕獲する!!!



もちろん各キャラごとに捕獲されたときの専用モーションが用意されているわけで……それをファティたんなんかにあてると当然アレなわけで……槍使いの上に触手……(;´Д`)ハァハァ