はこりむ

げーむといらすとのかりすまうぇぶさいと

戻ってきました

以前、id:Evocacionがことあるごとに「女の子イイ!」とか「女子高生イイ!」とか悶えていたのを、当時のおれは半ば醒めた目で眺めていた記憶があるのですが、学校に通う女の子がイイというのは、いまはちょっとわかるような気もします。例えば街中や電車の中で女子高生を見かけたとして、それのどこがイイのかを考えると、ミニスカートがエロくてハァハァとかそういうもの以上に、その女の子が感じさせる生活のにおいがイイ!に違いないと思うのです。その子にはおそらく家族がいて友達がいて、もしかしたら誰か好きな人がいるかもしれない。家族と友達とどんな会話をして、1人でベッドに横になっているときに何を考えているんだろうみたいな、そのあたりの妄想を広げさせてくれるにおいを、彼女らは持っているんですね。
なんでいきなりこんな話を始めるかというと、帰省したときに制服姿の女の子は1人も見かけなかったのですが、たまたま自分が通った小学校と高校、小さいころよく遊んだ近所の公園を見かける機会があったのです。それで不意に学校というものに対する郷愁がこみ上げてきた。早い話が、もう戻れないところまで来てしまった感がすこしだけ突き上げてきたのです。ここまでくると、何気なく受けていた授業というものも、学校のひとつひとつのイベントも、もしかしたら無上の体験だったんじゃないかと錯覚されます。あのころにもう一度戻ったら……という妄想が、一瞬でも脳裏をかすめます。
先日、「果てしない〜」を紹介しましたが、たぶんこういうのに惹かれるのにも、おそらく上記の学園生活に対する郷愁がここへきて自分の中に育ってきたからなんでしょう。これまた昔、id:buntaスクールデイズを購入していたときに「舞台は田舎の学校だし、このゲームはノスタルジアを体現しているんだよ!」とパッケージを眺めながらぶつぶつ呟いていたのを、これまたおれがさして関心もなく「へー」とサルのように反応していたことがあるのですが、なるほどこちらもいまだとよく理解できるような気がします。まして学生服の女の子と同年齢で付き合えれば、そういう経験が全くなかった身分としてはそれはさぞかし楽しいことでしょう。