なんという予言書
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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労働は賃金の対価分だけ行われればよいといままで思ってましたが、過剰な労働による余剰生産によって生活が豊かになってきた事実もあるというのは、確かにそうかもしれません。もっとも対価分のみでも、お金がまわり続けることで段階的に豊かになっていく気もしますが。↓の話を思い出しました。
お金を儲ける事に遠慮してしまいます。自分でもおかしいと思っ... - Yahoo!知恵袋
にしても、原文がいちいちもってまわった言い方で、想定の斜め上の方向に行っていました。固い経済用語と文学的な比喩が織り交ざっていて、なんとも不思議な感じになります。
大学受験のときは文系の学問ってどう役に立つの?と思ったこともありましたけど、こういう本や法律のひとつだって立派な発明品なわけで、法律なんかはいかに漏れがなく、公平に運用できる、システマチックなものを作ろうと試行錯誤するのは、まさしく物を作る楽しさと似ているんじゃないかと思います。