塊魂、レビュー
塊を大きくするゲームなのですが、おそらく実際に左右のスティックをグリグリ回してみたほうがよくわかるかと思います。とにかく転がすこと、そこからすべてが始まります。とくに後半、でかくなりすぎて縦横無尽にフィールドを転がるときのカタルシスには代えがたいものがありますね。モノを壊す爽快感に近いです。
キャラクターの王子と王様もいい味出してます。
ゲー批*1に頻繁に取り上げられていたので購入した作品なのですが、ゲー批がとくに評価していたのは既存のどのゲームにも影響を受けていないことだったかと。なるほど、それは大いにあるでしょう。舞台設定、音楽というか歌、そして何より塊を転がすという遊びの原点に帰った(なんだか任天堂みたいなセリフですが)斬新なテーマ。ゲーム本来の敷居の低さと楽しさを認識させてくれたという意味で、確かにイイ。
プレイ時間の短さも含めた手軽さが魅力です。おれはそれほど”ハマる”ことはありませんでしたが、やりこみを要求するでもないのでこれはこれでいいかなーと思ってます。
*1:Zookeeperのときもそうでしたが、ゲー批はゲームの面白さと同等に”意義”を高く評価しようとしているように思えます。ゲーム史の中での位置付けといいますか。