はこりむ

げーむといらすとのかりすまうぇぶさいと

ピオリム

ドラクエ8において最重要ともいうべき呪文です。これがあるとないとではボス戦の難易度が180度違うといってもいいでしょう。地味街道をまっしぐらにひた走ってきたこの補助呪文は、今回大躍進を遂げるに至りました。
ドラクエのボス戦で最も怖いのは、攻撃順序にかなりランダムの要素があるところです。つまり――


1ターン目>味方全員の攻撃→ボスが呪文やブレスで全体攻撃
2ターン目>いきなりボスが痛恨の一撃→ククール死亡


この手のパターンがいちばん厄介でして、こうなると戦局は一気に不利となります。しかもよくできていることに、Ⅷのボス陣はちょうどククールや主人公と攻撃順序を争うようにすばやさの値が設定されています。そして、この状態を打破する呪文がピオリムなのです。今回のピオリムはほかの補助呪文に比べると、とても使い勝手のよいものになっています。とくにターンが経過しても効果が失われないのが大きいですね。要は「いてつく波動」をくらった次のターンにピオリムを唱えるようにしておけば、味方は大抵ボスに対して先手を打てるようになるのです。ピオリムの使い手はゼシカですが、パーティ内でもすばやさの値が抜き出ている彼女はピオリム要員としてまさにうってつけ。パーティが瀕死状態のとき、ククールや主人公が回復呪文を唱えられるか否かは彼女のピオリムにかかっているのでした。