ゲームと職業
クリエイターと呼ばれる職業を何年かやっているのですが
自分も何も分からないころは漠然とゲーム作る人になりたいと思ったこともありましたし、やがて「プログラム打てない絵もかけない音楽も作れないのに企画畑だけでやっていこうとか頭お花畑なの?死ぬの?」みたいな現実があることを知って、それを職業とすることはなかったのですが、いま思うとそう身構えるようなことでもないのだと感じます。とかく「クリエイティブな仕事に尽きたければ芸術的な才能が必要である」とか逆に「クリエイターになるから自分はフリーでやっていくんだ」とか、そういう考えを持ってしまいがちなのは、日本の教育で職業に関するものが決定的に欠けているのが原因に思えます。家庭での職業教育には環境によって限界がある以上、やはり13歳のハローワークに相当する内容を学校できちんと教えるべきかと。
大人になれば、(自分の経験からしても)特にこういう系の職業(芸術家じゃないほう)は求められているものを作ればいいので、才能がなくともなろうと思えばなれる。
芸術家と「クリエイターという名の会社員」は違うということ。これを混同すると就活のときにトンチンカンな方向に進んでしまいそう。
13歳のハローワークには新装版が出ていたことをこの記事で知って、いい機会だと思って図書館で借りてきました。
- 作者: 村上龍,はまのゆか
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